【Project Moon fan film】Ludicrum / 神聖喜劇

西九時736 words

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×嫌だ ✓やる 何だこれ…ここは……? それは、君が“都市”で最もよく当てはめる役割――その具現だ ただし、人それぞれの性質に応じて 細部には多少の差異が生まれる だが結局、本質からは逃れられない なるほどな… ……いや待て、誰だお前!? 私はニア 君たちを“このゲーム”へ招いた者でもある ゲーム? 何だそれ…新しい“軌道線”か? 君は都市をよく知っている 都市の物語にも精通している だから――君なら、直接その中に入ることに興味があると思った ある者の生、ある者の死 ある悔いの補完、ある幸福の継続 このゲームの中では、君がそれらを変えられる ここは“光”から生まれ ある願いが引き起こした可能性で編まれた、不安定な世界 君の知る都市を雛形として 同じ物語を辿ってきた で、俺はこの世界で何をすりゃいい? この三つの扉は、異なる三つの時代を示している 扉を一つくぐれば その時代の“任意の時点”へ、ランダムに転送される 到着したら、可能な限り“過去の帰結”を変えることだ 例えば、死ぬはずの者を生かす 壊れた関係を繋ぎ直す 成功すれば EXPを蓄積できる EXPが高いほど、より古い時代へ行ける その時点に留まれる時間も長くなる EXPが満ちれば 君は攻略成功だ この不安定な世界も、それに伴って固化する ただし、忘れるな 世界の外側の住人である君は 変えられるのは“過程”だけ “結果”そのものは変えられない 君は水が飲まれる“過程”を変えられても 飲まれるという“結果”だけは変えられない はぁ? じゃあ俺に何ができんだよ? 心配はいらない 今の君は“あの時計の本体”に近い力を持っている 無限の可能性から、今いる時点と縁のある人物をランダムに召喚できる 彼らは君に無意識の親近感を抱く だが、“過去を変える”手助けをするかどうかは保証できない なお、一つの時点で召喚できるのは最大2人まで そして召喚のたび、滞在可能時間は大きく削られる じゃあ、跳躍回数を使い切ってもEXPが満たなかったら? この世界はいずれ再び“光”へ還り また“純粋な可能性”へ戻る 俺より前にも“プレイヤー”がいたのか? ああ ただし、皆失敗した そして事情があって――君が最後のプレイヤーになる ヘイ! 俺のプレイ時間見ろよ! ラストに相応しいのは俺だろ! でもさ…ここまで手の込んだことして、何が狙いなんだ? はぁ、分かってる 都市の連中ってのは、いつも謎かけが好きだよな〜 まあいい 目にもの見せてやる! 俺が――逆転させる… 悲しい物語を スポーン地点に落下ダメージ付きって何なんだよ… ていうか… ここはどこだ!? あー…テスト…テスト… うわ、ここ第三章のシンクレアの故郷じゃね…? ここで変えられる“結果”なんてあるのか? とりあえず周りを見てみるか あの狂ったブリキ缶に遭遇しませんように まあでも… 俺は純正の人間だし あの“釘槌”も… さすがに… 俺には―― 異端…… 兄貴、俺が“純人間”だって信じてくれない? くそっ…! 図書館と脳葉をもっとやっときゃよかった!!!!! 見てろ、打撃の幻神を呼んでお前らを―― HOLY シ――! なんで召喚が手動設定なんだよ!? まさか俺の一死目、ここで消えるのか!? はぁ…助かった… ありがとう… 君は… エフィ?! 生きてたのか!? 当たり前だろ カジノでの一件で死ななかったのが不満だったって? いや… よく見ると お前もダンテみたいに“文字盤”なのに 色が青い…? それに なんで私、お前の言葉が分かるんだ? そんなの今はどうでもいい、エフィ! 時間がない! 任務が重い! 今は俺が“ガス灯”でも焚いてるってことにしとけ! 早く、状況を教えろ! ガス灯…? 見れば分かるだろ 任務地点はN社の“釘槌”だらけだ 私とソードも敵に追い立てられて散り散りになった 今は何とか抜けて増援を呼ぼうとしてる なるほど…この時点か 大丈夫、ソードのことは今は気にするな 彼女は無事だ! まずはバスの連中と合流するぞ! 合流? 私たち二人で包囲を抜けるつもりか? 私はお前のところの、不死身の“罪人”じゃないぞ 安心しろ 俺は 手は打ってある ……これが俺の管理者ってわけか? う… わ… まじか… ヴィジリウスだ! 勝ったな! 終わったわ! ん?! 異端! その気色悪い頭、叩き割って―― 愚か者! よく見ろ、あれが誰だ! ……ん あれは… “緋色の凝視”!? どうしてここにいる! 前の巡回班は もうやられたのか!? 待て! 何かおかしい! 見ろ、あいつ 手に何を持ってる!? ぬ… ぬいぐるみ…!? 血に染まったぬいぐるみだ! くそ… この町に“緋色の凝視”の家族がいるのか!? なぜ情報にない! チッ… “緋色の凝視”! お前… 異端を庇うつもりか N社に敵対するというのか! ……ふん 運が良かったな! だが… “色”だからといって 異端が守られると思うな! “執柄者”様はいずれ 貴様らもまとめて裁く! はぁ… よくやった… カロン ダンテ おかし やくそく はいはいはい このおじさんを送り届けたら、お菓子あげる … つまり 本当にあの運転手の女の子なのか? 話せば長い… えっと… めちゃくちゃだな… あ どうやら向こうも来たみたいだ 行こう 合流だ いや お前だけ行け 私は… もう時間がない ふん 実は お前はダンテじゃない ……そうだろ? … まあいい 説明は要らない 誰にだって秘密はある 私も他言はしない “あいつ”とのことも とにかく… ありがとう 謎の奴 私… どうだ? 進捗は順調か? 順調すぎて笑うわ! ほら、二つ目の扉も光ってるだろ? これまでのプレイヤーの中でも 君はかなり順調な部類だ ただな 辺獄社の時点は易しすぎるってことか? 最初に召喚の仕組み分からなくて危なかった以外 こんなに皆が詰むほどじゃないだろ? ん? 何だこれ、ボーナスステージ? 君は幸運だ “選択”の機会を一度得た 最初にその扉へ踏み入るときに限り その時代の範囲内なら、任意の時点を自由に選べる ほう? じゃあ俺が前に瓦夜で沈没した分の運も無駄じゃなかったってことか〜 で、それが何の意味がある? 変えるなら何だって同じだろ 因果 EXPの増加は、君が変えた事象が関わる“因果”の量に比例する 一人の運命と 千や万の運命では… 因果の重みが違う 言わずとも分かるはずだ 了解、要するにできるだけ多く救えってことな? 簡単じゃん! 出発の前に 扉の向こうの物語を聞くか? いらねぇ! 行く場所なら分かってる! 俺の図書館プレイ時間見てみろよ! ごゆっくりどうぞ ありがとう “色”ですら悪くないと言う路地か 酒場で音楽を聴いて駄弁るなんて 巣(ネスト)だけの光景だと思ってたのに …あいつが六本腕になった姿を見慣れてるせいで こんなに“普通”に見えるのが逆に新鮮だ …しかも、案外上手いじゃねえか! なんでまたこいつが弾いてんだよ この演奏、感情が一ミリもねえ! 我慢しろ こんなボロ酒場じゃ 才能ある奴は呼べねえんだ いやさ これなら スピーカー置いてランダム再生してるのと変わんねえだろ そこまで言うか… くそ、もう限界だ! この一杯を飲み干したら 本物の音楽ってやつを聴かせてやる! よし! 目標発見! あとは適当に、あいつを床に沈められる奴を召喚して “ピアニスト”を倒した後で、そいつもぶっ飛ばして 俺みたいな音痴が一曲弾けば “ピアニスト”の歪みを回避できるって寸法だろ さて、どれだけEXPが増えるかな… …くそ、傘おやじだ! てめぇ誰だよ! うお、びびった…ただのヒースクリフがレインコート着てるだけか… いや 結局お前誰だ? なんで俺の名前知ってんだよ? ん? 俺はダンテだが? ヒースクリフ、俺が分からねえのか? 知るかよ! 今ちょうど嵐が丘に戻る途中なんだよ! …待て 屋敷に戻る途中で…ダンテを知らない…? … やべぇ! お前、若い頃の俺だ! 若い頃の俺って何だよ! つまり “ピアニスト”が殴られた後 誰にもあのピアノに触れさせないようにしろって? そうそう できるか? チッ 誰に向かって言ってんだ ここの連中、何人来ようが餌だ よし! さすが第六章のボス! また謎かけかよ… やるなら 急げ ? お前が注意しろって言った奴 もう乗ったぞ 急げ!!!!!! おい クソピアニスト ここは“音の路地”だ お前みたいな演奏家は せいぜい―― これ以上、一歩も進ませない! 無事か… ……いや、時間の無駄だ 次は… あとは… 適当にボタン連打してりゃ… EXPなんて楽勝―― ……違う? なんでだ? 俺、こんなに音楽の才能あったっけ!? いや違う! 止めないと! なのに…なんで体が止まらない!? 違う 違う! 違う!! 違う!!!!! 違う!!!!!!!!!!!! これじゃ元の世界線と同じじゃねえか! お前ら、戦えよ! 待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て! これは全部、誤―― 見たところ 厄介事に巻き込まれたようだな なぜだ? ……何? なぜ失敗した? 言ったはずだ 外界の者である君は “結果”を変えられない …でも俺、ヒースクリフに止めさせたじゃん? 酔っぱらいが弾くって“結果”は変えたはずだろ? …すまない それについては私にも答えられない 外来者への制限も、私が過去の経験をまとめたものにすぎない その真の原理は 君たち“プレイヤー”が探索するしかない …はぁ まあいい、運の帳尻合わせってやつだ もちろん、さっきの時点の任意の瞬間からやり直すこともできる いいね、自動セーブ付きか それでは… 二周目 開始! じゃ、行くぞ? 待て、若い俺 お前、知り合いに 音楽センスが終わってる奴いないか? は? は、じゃねえ いるかいないかだけ言え! いるにはいるが 今ここに連れて来られるわけねえだろ? そこは心配すんな ほら もう少しこっち来い… おい クソピアニスト ここは“音の路地”だ お前みたいな演奏家は せいぜい―― お前が“ピアニスト”だな!? クソッ、そんなに上手く弾けて何が不満だ! どけ “普通の人間”の演奏ってのを聴け! 俺が… 上手い…? なんでさらに下手なのが来るんだ!? これで限界か? 俺はな 子どもの頃から一生分聴かされてきたんだぞ! ……なんか、ちょっと自信出てきたわ… お前… あいつらに何を言われても どうして弾き続けられる? だって! 俺は! 最初から! 自分に! 才能がねえって! 分かってたからだ! あの夜、親父がヴァイオリンと“あれ”を持ち帰ったとき 親父は言った そのヴァイオリンは工房の収尾人に修理されて 他の楽器の機能まで付け足されたんだって 好きに、やりたいことを試せってさ へぇ? 子どもをちゃんと愛さねぇと そのうち家族ごと破滅するぞ〜? あのクソ野郎、毎日俺の音楽センスを笑いやがった そこで俺が諦めたら “あいつが正しい”ってことになるだろ? そんなのごめんだ! 俺は好きなんだ! 観客が一人もいなくても 俺は弾く! …俺は ピアノが好きなんだ だったら弾け! 意味だの価値だの そんなもん知るか! お前を無価値だと言うクズどもの思い通りになるな! いいねぇいいねぇ〜 ……くそっ! 時間がこんなに減ってる!? 二人召喚の消費、でかすぎだろ! とにかく 諦めるな! 偉大な収尾人がこう言ってた (I am my biggest fan) 何だ? さっきのイカれた連中は? しかし 前に変えた“過去”が、今回は効くのか 君の力は、この世界の可能性に依存している 変化を起こしたのなら 当然、反映もされる ただし それらの変化が固化するのは攻略後だけだ じゃあ失敗したら? 俺より前のプレイヤーも相当いたんだろ 何も変えられなかったわけじゃないよな? 何か痕跡は残らないのか? 世界が完全に消散する前に 君が見た通り すべては元の軌道へ戻る ふん〜 じゃあ成功するしかねえな! 幸運を祈る ん〜疲れた! ご苦労 これで最後の扉も解放された やっぱ脳葉か〜 でもなんで90%まで行ってやっと開くんだ? 後世への影響がデカい時点なんて、脳葉期の方が多いだろ? いや 脳葉で変えるべきは…一つの節点だけだ 君がやることも簡単… 君が最初に出会う分岐で 最初に通る人物を“右”へ行かせるだけでいい は? 騙すなよ。俺の脳葉プレイ時間も短くないんだぞ! ああ、分かっている だから君ならやれると信じている 私も君と同じく 脳葉社をよく知っているからな はぁ〜まあいい どうせ救うか、尻拭いかだ 何やっても仕事だろ 行くぞ! 脳葉社、一発クリアしてやる! 健闘を どこだよここ ここも都市なのか? えーと… ここが言ってた分岐ってやつか? もったいぶりやがって… 脳葉で“右に行かせるだけ”で変わることなんてあるのか? まあいい 念のため 助っ人を呼ぶか ピアニストの時みたいに無駄撃ちしたくねえし ムルソー、ここを押さえろ 誰か来たら…右へ行かせろ 了解 …理由は聞かないのか? 必要ない さすがだ じゃあ俺は周りを見てくる 久々に安全そうな場所だし 左に行かせるなって… 左にアンコウでもいるのか? 死人でも出るのかよ ん? 一緒に都市病を治そう! 一緒に都市を救おう! お? なるほど…こんな早い時点か カーメンの服装からして、Aとまだ大学にいる頃だ さて… 本来ならAもここにいるはずだが…? 最初に通る人物を“右”へ行かせるだけでいい 分かってる だから俺ならできるって言ったんだろ ムルソー! さっき誰か通ったか!? 通った 年齢は20〜22歳程度の男性 地元大学の学生と推定される 名前は!? 不明 君は私に、尋ねろとは言っていない じゃあ見た目は!? どんな顔だった!? 黒い短髪で 目は… 金色だった おめでとう 攻略条件の達成だ この世界は雛形との分岐度が十分に増し 固化の縁に立っている なぜだ? 君は成功した 皆に幸福を与えた 俺は“なぜ”と聞いている! なぜEXPが“極端混乱値”なんだ!? ここまでしてこんなことをやる理由は何だ? なぜ脳葉の時点が“これだけ”なんだ? 外来者への制限も 私が過去の経験をまとめたものにすぎない なぜ…なぜお前は、エインとカーメンの出会いを止めたがる? なぜなら、私も君と同じく… 脳葉社をよく知っている いや…分かってる 最初から分かってた お前は… 彼女を“バケツ”にしたくない…死なせたくないんだろ ……そうだな? 私たちが知る都市では 光の樹が咲き、循環は断たれ、都市に希望が与えられた だが、君も見た通り それは後に続く多くの悲劇の始まりでもあった この世界は ある願いによって生まれた、夢のような都市の“鏡像” 根源で夢の向きを変えなければ いずれ現実と再び溶け合ってしまう 大切な者たちがこの世界で幸福に生きる それも君の願いではないのか? …この世界の未来を捨ててでも、構わないのか? 変えなければ この世界に未来はない 君より前のプレイヤーも 似た言葉を私に投げた だが私は、誰からも選択の権利を奪わない だからもう一度、君に“自分で選ぶ”機会を与えよう 君は、今しがたの行いを改めて変えることもできる ただし、それは分岐率を不足させ それまでの努力を無にするだろう …俺の前のプレイヤーは、みんなそうしたのか? 皆、そうした ……ただし、前の一人を除いて 彼女はその機会を 君に残した どういう意味だ? 彼女は脳葉の時点で、私の言う通りにはしなかった エインとカーメンの出会いは阻まれなかった まるで、私が再び“選択の機会”を用意することを知っていたかのように 彼女は言った この機会を、次の者に残すと ただし “極端混乱”で生まれた自由選択の機会を君に残すのは容易ではない 代償として、この揺らぎきった世界は “やり直し”をあと一度しか持てなくなった どうして俺に残す必要が? 私も同じことを問うた すると 彼女はこう答えた… 私は “同好”を信じる! そして君は実際に、彼女の機会を使って 図書館の時代で、誰も行かなかった時点へ到達した その結果、余分な跳躍を2回分節約した これまで 誰一人として、この最終局面で 3回の機会を持てた者はいない さて――君はどうする? 幸福な終末か、定められた犠牲か くそ… 俺、謎解き苦手なんだよ! 次に二倍―― いや違う、俺が最後だ! 誰か知らねぇ姉ちゃん、信じる相手間違えたな! どうするどうする! 動けよ俺の脳! 君は水が飲まれる“過程”を変えられても 飲まれるという“結果”だけは変えられない 飲まれる…それが“結果”なのか…? その真の原理は、君たちプレイヤーが探索するしかない 俺たち…プレイヤー…? 外界の者である君は 結果を変えられない …果とは…因とは… EXPの増加は、君が変えた事象が関わる因果の量に比例する 一人の運命と 千や万の運命では… 因果の重みが違う 言わずとも分かるはずだ もし“果”そのものが“因”なら… もし“因”が真の“果”になるのなら… どうだ 決めたか? エイン、聞く 今の俺は任意の時点へ自由に跳べるんだな? そうだ 世界は固化直前の“極端混乱”にある 軟化した時空の中で この世界の任意の時点へ行ける なら…決めた どうする? 一つ目――お前とカーメンを、もう一度出会わせる 二つ目は… 俺が跳ぶ先は… 最初のプレイヤーが、この空間に来た時点だ! 君が…? 言っただろ 俺は! 悲しい物語を――逆転させる! 世界の外側のプレイヤーは“過程”しか変えられない この世界の“結果”は変えられない だが 何だって“過程”になり得る 何だって“結果”になり得る 酔っぱらいが弾く“結果”は変えられた だが“ピアニストが壊れる結果”は変えられなかった だから そこには必ず理由がある 俺に後者の“結果”を変えさせない理由が 過去の修正と“あの時点”へ行くのに必要な跳躍を数えたら 試せる機会は一度きり… だが “プレイヤー”は俺一人じゃない! 互いを知らなくても 繋がりがそれだけでも 彼らへの“愛”だけでも それでも 誰も、この世界が消えるのを望まない 誰も望まないんだ 光のないまま、この世界が続くことを! カーメン! エイン! あなたは…? どうだ 全プレイヤーの機会を使って試した末に “答え”は得られたか? もちろん “結果”は変えられないわけじゃない! 君… なぜ私たちの計画を知っている? ベンジャミンより詳しいだと? それは… 俺が、お前たちをよく知ってるからだ 因と果は固定ではない 関わる運命の総量で、その重みは移ろう 一人の密告を止めても “発覚する結果”は変わらない 拉致犯が拉致されるのを止めても “最終的に出会う結末”は変わらない 因が重ければ、それは果となる 果が軽ければ それは因となる だから カーメン、なぜ私たちを呼んだ? 外周の警戒は? さあね? エインが了承したんだ きっと何か 私たちの知らない“必要”があるんだろ〜 それに 未来で起きる“結果”を前倒しすれば 相応の“因”も… 前倒しで訪れる この郊外の研究所 思ったより面白そうだ 今回は “自分自身”とやり合う番だ こんな再会… 光にはまだ、私たちの知らない可能性があるようだ 君はどうする? 簡単だ カーメンの死は“結果”ではない 彼女によって咲く“光の樹”こそが“結果”だ ならば… “光の樹が咲く”という結果を変えないまま カーメンを生かせばいい つまり 計画は? …本気か? それで何が起きるか 私にも分からない それに… どうして“できる”と言い切れる? できるさ だって “今の俺の身体はほとんど本体の複製”だって そう言ったのはお前だろ! ついでに聞く 時間のことを度外視したら 俺は何人まで呼べる? できるなら 犠牲を減らしたい 限界なら… おそらく… おい ここは通行禁止だ! たとえお前でも 一人で止められるはずが――! はぁ〜見てみろ また無茶しやがって ……たぶん 4人だ 子どもに“いい父親”の見本を見せろよ! 俺の計画は… 俺自身が “バケツ”になることだ! 頼む… 俺の頭の中にも、ダンテと同じ“金枝”が入っててくれ エイン お前は言ったな この世界は、ある願いから生まれたって… その願い… たぶん、分かった 分かったのか? 俺は気づいた EXPが動くのは、“救う”ときだけだ 本来死ぬはずじゃない者が死んでも EXPは動かない むしろ下がることさえある まるで “願い”が不幸の発生を拒んでいるみたいに だからさ… もしかしたら いや たぶん… この世界は 俺たち“プレイヤー”の願いで 生まれたんだ… たとえ本当には、君たちの世界へ届かなくても 本当には、君たちの運命を変えられなくても それでも俺たちは せめて――手の届く場所で 俺たちの願いで組み上げた世界の中だけでも… 君たちが… 幸せに生きられるように

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